自立って、なんだろう。
こんにちは、あらきです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
「自立」って、なんだろう?
たいへん深いテーマですよね。
これは、障がいがあってもなくても、全ての人に共通するテーマです。
今後の日本のテーマといっても、過言ではないです。
ただ、障がいをもっている人のほうが
障がいのない人よりも課題が多いのだと思います。
わたしは、社会的な自立の意味は
「ひとりでできることを増やす」ではなく
「各々が意識して、みんなで支え合える社会にする」ことだと捉えています。
身近な先生から
「お子さんの将来の自立をどうお考えですか。ひとりでできることが少ないですよね」
なんども、厳しく問われてきました。
「自立=ひとりでできることを増やす」
これが自立の本当の意味でしょうか。
もしも、これが自立の常識的な考えだというのならば、
わたしは、常識を今一度、考え直す必要があると思います。
自立とは「個人」ができることを指すのではなく
「全体」で支え合って実現してゆくものだと捉えています。
障がいがある人の7割は、どの進路を経ても
18才以降自宅で過ごすことになる。
そのころには、親も高齢の域にさしかかってきます。
そのとき、自宅周辺の場所や周囲の人々に馴染みのない暮らしは、
親も子も、生きづらさをうみます。
各々が、周囲との関係性や、少し出歩くことのできる場所を持つことで
各自の時間や余暇が持てる。
それぞれに自分の時間を持て合えることができれば
逆に、支え合う時間と気持ちを、持ち合うことができる。
これは、障がい者とその家族だけでなく、
いずれ高齢になって免許返納などを迎えるわたしたちにとっても
暮らしていきやすい社会そのものに繋がります。
20年後、日本の人口の半分が
・高齢者
・障がい者
・高齢者で障がい者
どれかに当てはまると厚労省が試算しています。
超高齢障がい者社会になったとき、
お互いに支え合えることが、全員の自立を助け
それが、社会ひいては日本の自立を保ちます。
自立の意味を、いま一度しっかり捉えなおすことが
わたしたちには必要だと思っています。
あらき^^*
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