行きたいな、冬の薄暗い日に。
こちら富山県は、今年の冬はとても雪がおおいです。
空が灰色で、いかにも日本海側って感じです。
小川未明の「赤い蝋燭と人魚」の寓話、
教科書などで習って、ご存知のかたも多いかと思います。
海辺の町に、蝋燭屋と神社がありました。
蝋燭屋で育てられた人魚の女の子がいて
人魚の女の子が絵を描いた蝋燭を神社に灯すと
海が穏やかになって豊漁が続きました。
それを知った町の人々が次々と訪れては蝋燭を買って
神社に灯し始めました。
遠方からも人々が神社に参拝するようになって
町が繁栄するのですが、
それ以上を望んだ人間の欲深さと無情さで、
最後は海が荒れ続けて、恐れをなした人々が町に来なくなり
とうとう町が廃れてしまう話です。
ずっと、空想のお話だと思っていたのですが
新潟県上越市大潟区雁子浜 (がんごはま)に、
神社も蝋燭屋も実在しているそうで
それらがモデルになっていると知りました。
だから、雨晴海岸の道の駅や
石川県の七尾にも
絵の描いた赤い蝋燭が売られているんだと
やっと理解しました。
荒れた海を連想させてくれる冬に
いちど行ってみたいです^^*
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