[感覚統合]身体の左右のバランス

下の子は現在小学3年生です。

自閉症と知的障がいがあって、地元小学校の支援級に通っています。


療育を受ける際に、よく耳にする言葉「感覚統合 かんかくとうごう」。

作業療法士さんから訓練を受ける際、「感覚統合室」で受けます。


どのような部屋かというと、

トランポリン

ジャングルジム

避難用のような布製で筒状の滑り台

大きな網

座る場所が円柱になっているブランコ

ターザンロープ

などがあります。


どれも身体の感覚を育てるためにあります。


例えば、大きな網に登らせるさいに、

アンパンマンなど、こどもが好きなぬいぐるみを持たせて

網の高いところに可愛いバケツを付けて

「あそこにアンパンマンを連れて行ってあげてね」

とお願いすると、

こどもは、片手でゆれる網につかまりながら

自分で少しずつ登ります。


これをすることで、身体の体幹から

バランスを取れるようになっていきます。


発達におくれのある子は、脳自体が未発達なため

脳のバランス成長も遅れています。

そのために、身体の中心軸がずれていて

外見上は、問題なく見えても

姿勢良く座ることができなかったり、

階段を片足ずつしか降りることができなかったり

リュックやランドセルを自分でかつぐことが難しかったり

食事のときに、利き手と反対の手で

お皿を持つのが苦手だったりします。


例えば、上着を着ることやリュックをかつぐのが苦手な場合、

ターザンロープを左右の手でたぐりよせたり

タオルのはしを、だれかとひっぱりあったりすることで、

左右の手のどちらにも力を入れられるようになって

スムーズに動かせるようになってゆきます。


その上で、リュックをかつぐ練習をしたり

上着のそでに腕を通す練習をすると

スムーズにできたりします。


運動をとおして、身体と脳のどちらにも刺激を与えられる作業療法。

とくに小さいうちから受けることができると

それだけ成長をうながすことができる上に、

対人関係が苦手なこどもでも、大人の指示が通るようになります。


感覚統合を教わることができる場所は、療育センターです。

教えてくださるのは、作業療法士さんです。


感覚統合の訓練は、とても有意義です^^*



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