障害者グループホーム:①グループホームとは
グループホームについて、障害の子を持つお母さん同士で話をしていると「うちの子、生活できるのかな」「入所条件とかよく分からなくて」で会話が終わることがほとんどです。
どんな入所条件があるのかなど、わたしの知っている具体例も含めて、簡単にまとめてみました。
【目次】
・障害者グループホームとは
・障害者グループホームの利用条件
・障害者グループホームの種類
・障害者グループホーム:富山での具体例
・障害者グループホームとは
知的、精神、肢体などに障害を持つ人が、生活面をサポートしてくれる世話人から手助けを受けながら、共同で生活する家です。
ほとんどのグループホームは、各自部屋を持ち、食堂、リビング、トイレ、お風呂などは共同で使います。
・障害者グループホームの利用条件
「18歳以上の、知的、精神、身体の障害がある人」または「18歳以上で、厚生労働大臣が定める程度の障害がある人」になります。
・障害者グループホームの種類
1.介護サービス包括型‥日常のサービス以外に、利用者のニーズに応じて介護も行います。それぞれ違うスタッフが行います。
2.サテライト型‥一人暮らし可能で一人暮らししたい利用者が、世話人に巡回してもらいながら生活するスタイルです。食堂などは、徒歩20分圏内の本部を利用します。
3.外部サービス利用型‥日常のサービスは世話人が行いますが、介護は外部のスタッフが行います。
4.日中サービス支援型‥他のグループホームは、基本的に、日中は作業場やデイサービスへ行って夜間のみサービスを受けるのが主ですが、日中サービス支援型は、重めの障害で日中も支援が必要な障害者向けのグループホームです。
・障害者グループホーム:富山での具体例
わたしが知っているグループホームの例としては、
「世話人は午前中に来て、昼食と夕食を作って共有スペースの清掃をして、夕方に帰る。利用者は、朝食はコンビニで買ってくるなど自分で用意。土日は各自で食事の用意をする。自分の部屋の掃除や洗濯も自分で行う。比較的自由行動ができるため、グループホーム内での人間関係は活発。外出することも多い。金銭は自分で管理。」
「世話人は昼前に来て、清掃を一通り行ったあと、夕食を提供して片付けが終わったら帰る。食堂の鍵は閉められるため自由に利用はできない。土日は各自で食事を用意する。金銭は全て預け、自分で管理できない」
これらの話を聞くと、軽度~軽度よりの中度ぐらいの方々が暮らすグループホームとの印象を受けます。めっちゃハードル高い・・。
重度のうちの子に当てはめると、「わー。無理だー・・」って素直に思います。
食事を用意する場合、お店に行って商品を選んでレジに並ぶことはできても「自分で考えて、今夜の分と翌朝の分まで買う」のが、もう無理。日常で慣れている言葉しか分からないので、買い物中にイレギュラーな何かが発生したら、対処もむずかしい。。
実際に入所している人の話を聞くと、利用者同士の気が合わなくて退所したり、問題行動を起こして退所を求められたりと、引っ越しを何度もしているそうです。
主な移動が徒歩や自転車なため、引っ越しに合わせて就労先も変えざるを得ないために、仕事を長く続けられない影響も出るとのことです。
安定した住まいが見つかるまで引っ越しをするのが普通だと捉えて、根気よく構えたいな・・と思います。
グループホームも、種類だけでなく、それぞれにカラーがありますね。
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