当事者が声を上げるには②

こんにちは、あらきです(*^_^*)


当事者が声を上げるには、

声を上げるだけでは不十分で、

上げる「勇気」と「心構え」と「方法」の

3点セットが必要だと思っています。


「勇気」は、みなさんお持ちだと感じています。

正確には、勇気を持つ持たないというよりも、

覚悟を決めて話をせざるを得ない経験をしていらっしゃると思います。

身近なところでいうなら、

小さいうちの健診での相談会や病院での診断、就学先などの話し合いなどです。


こちらもまだ、精神的に、診断等を受け入れられないでいるときに

関係機関は「療育や特別教育は、早めが大切」

「忙しくて時間が限られている」とのことから

こちらを、早めに理解させて説得しようとします。


これが非常に苦しいため、

こちらもきちんと話し合いをしたいと声を上げるのですが

ほとんどは、知識を盾に分からせられてゆくというか

押しやられてゆくというか。そんな流れになります。


理解のある療育関係先でさえ、ほとんどこのような流れなので

社会に出て、理解のないところへ話をしにゆくと、

すべての人がそうではないですが、

結構な確率で、さとしと説教が返ってきます。


これを繰り返すうちに、気づいたことは

「信用のない人(わたし)の意見は受け入れてもらえない」です。


相手に、障がいに理解がある・ない、は関係なく、

人として会話の基本でした。


わたしは、わたしが日頃、何をして

何を考えてどう生活しているかを踏まえた上で

子どもの障がいについての話をしていますが、

相手のかたにとっては、それは知らない話で

目の前にいる私だけが全てです。

その私の話を全て信じるには、判断材料があまりに足りなく

基本、信用できないと思います。


そこに、唐突に、苦しさや不満を言っても

相手も知識がある分、状況は理解はするだろうけれど

こちらの気持ちは受け入れられないだろうと思います。


なので、声を上げる「方法」としては

「信用される関係になる」

「きちんとコミュニケーションマナーを守る」です。


こども発達センターなどの療育機関でしたら

療育訓練には、きちんと毎回子どもを連れて行って

訓練士の先生に、

訓練前には「よろしくお願いします」

訓練後には「ありがとうございました」。


訓練中、待ち合いでスマホなどを観ながら終わるのを待つのではなく

許可をもらって同席し、どんな訓練をしているか一緒に見て

家でも実践したり、分からないことは先生に尋ねたり。

日頃から、療育への真摯な姿勢を見せることで、

こちらが本当に苦しいとき、先生方が積極的に話を聞いてくれて

相談員のかたに、こちらの状況を一言添えて紹介してくれたりします。

これがあると、相談員のかたも

受け止めてくれる姿勢が変わってきたりします。


信用・信頼って、人と話をするときのベースになるので

これを築くのが大切だと思います。


ですが、相談先は長く通える場所ばかりではないし、

こちらが、一生懸命がんばっているつもりでも

それでも厳しい言葉が返ってくることもあります。


ですが、ふと気が付いてみると

厳しい言葉を投げかけてきた人と同じ数の人が、

こちらの声を、好意的に聞いてくれています。


撃沈するのは苦しいですが

当事者である私たちが、声を上げて行動を起こさないと、

撃沈した数と同等の理解してくださる人には出会えません。


なので、「心構え」と「方法」を頭の片隅において

これからも、小さくてもいいから

声をあげていきましょうね。

それが、バリアフリーあんどバリアブレイクに繋がると

わたしは信じています(*^_^*)



あらき

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